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グラフィックシェイプ

活動の調査結果

このページではこれまでの活動の中で得られた社会貢献に関するデータをまとめています。これらのデータが、今後の活動の示唆になり、新たな社会貢献のムーブメントが生み出されることを願います。

社会貢献交流イベント「Conextars」データ集計

​本イベントでは、約100名の学生とNPO団体の社員の方々を集め、社会貢献の交流を促すイベントを開催しました。このイベントでは、特に「学生の社会貢献に対する考え」、「学生とNPOの方々が交流することによる変化」に着目したデータを調査しています。

調査対象:大学生、高校生

​特徴:社会貢献に少なからず関心がある層

​N数:54名

1.学生の社会貢献に関する関心領域

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このグラフから、学生は「地域活性・まちづくり」(57.4%)や「貧困・教育格差」(50%)など、身近で具体的な社会課題への関心が高いことがわかる。次いで「環境問題」や「子ども・若者支援」への関心も多く、将来世代や日常に近い課題への意識の強さが示されている。一方、「戦争・平和」や「文化保全」など抽象的・国際的なテーマへの関心は比較的低く、全体として身近な社会課題に積極的な姿勢がうかがえる。

2-1.社会貢献に取り組んでいるキッカケ

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このグラフから、学生が社会貢献を始めたきっかけとして最も多かったのは、「社会貢献は楽しいことだと思ったから」(43.5%)であり、多くの学生が社会貢献をポジティブに捉えていることがわかる。

次いで、「原体験から問題意識をもった」「将来のキャリアに役立つと思った」(各34.8%)が続き、実体験や成長意欲を背景に行動している学生も多い。

一方で、「学校から勧められた」「証明書が役立つと思った」などの外発的理由は少なく、学生の多くが自発的な関心や意志で社会貢献に取り組んでいることが示されている。

2-2.キッカケとしての具体的な実体験

Conextars参加者の原体験は、大きく「自身の経験や環境」「地域活動やボランティア」「学びや家族の影響」「他者の期待」という4つの要素に集約される。

具体的には、『自分が障害当事者だった』『東南アジアに住んだ経験』『地方と都会の機会格差を実感した』など自身の経験から問題意識を持った例や、『駿河湾清掃活動や子ども食堂の運営、東京オリンピックのボランティア』のように地域活動を通して社会課題に気づいた例、『技能実習制度の問題を授業で知った』『高校の講演会で課題を知った』『親の影響で社会貢献に関心を持った』など学びや教育を契機とした例、さらに『地域の方々の期待に応えたいと思った』など他者からの働きかけによる例があった。

いずれも自らの立場や周囲との関わりを通じて社会課題に気づき、行動への意欲につながっている。

​3-1.社会貢献に対するイメージ(イベント参加前)

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このグラフから、イベント参加前の学生は社会貢献に対して「やりがいがある」「身近」「取り組む必要がある」といった前向きで主体的な印象を持っていることがわかる。一方で、「面倒」「難しい」と感じている人も一部おり、全体としてはポジティブな関心が中心でありながら、ハードルの高さも一定程度認識されていることが示される。

​3-2.社会貢献に対するイメージ(イベント参加後)

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この結果から、イベント参加後に学生の社会貢献へのイメージがよりポジティブで身近なものへと変化したことがわかる。

特に、「人脈が広がる」(47.8%)や「楽しい」「やりがいがある」「居場所になる」(各30.4%)と回答した割合が高く、交流を通じて社会貢献を“自分ごと”として捉える意識の広がりが見られる。一方で、「大変」「難しい」といった否定的な印象の変化は少なく、全体として社会貢献がキャリアや人とのつながりを生む前向きな活動として認識されるようになったと考えられる。

4.イベント参加前と参加後の比較(楽しさ、自分事意識)

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まず、「社会貢献は“楽しい”と思っていたか」という質問では、参加前は「3(どちらともいえない)」が過半数(52.2%)を占めていたのに対し、参加後は「4(ややそう思う)」が56.5%、「5(とてもそう思う)」が30.4%と、“楽しさ”の実感が大幅に増加している。これは、実際の交流や体験を通じて、社会貢献が身近で前向きな活動であると感じるようになったことを示している。

また、「社会貢献を自分事と感じていたか」に関しても、参加前は「4」「5」と答えた人が合わせて約52%だったのに対し、イベント後には「社会課題が自分ごとに近づいた」と回答した人が全体の約70%(4以上)に増加している。つまり、学生はNPO代表との対話や他の参加者との交流を通じて、社会課題を“自分の関心や行動とつながるもの”として捉えるようになったといえる。

5.行動意識の変化

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この結果から、イベント参加によって参加者の「行動意欲」が一定程度喚起されたことが読み取れる。

左のグラフ「本日の交流で“具体的な次の一歩”が思い浮かんだ」では、回答の約56%が「4」または「5」と答えており、半数以上が次の行動の方向性を具体的に描けたことを示している。これは、NPO代表との対話や他の参加者の事例紹介などを通じて、社会貢献を自分の生活やキャリアと結びつけて考えるきっかけを得た結果であると考えられる。

一方で右のグラフ「この後2週間以内に何らかの行動を取るつもりだ」では、「4」または「5」と答えた人が全体の約43%にとどまっている。つまり、“次の一歩を思いついた”人の一部が、実際の行動にはまだ踏み出せていない状況がうかがえる。

このことから、イベントは参加者に社会貢献への具体的な関心や方向性を与える効果を持つ一方で、行動化につなげるための仕組み(フォローアップや参加機会の提示など)の強化が今後の課題であるといえる。

6.”共にやりたい”という具体案が思いついたか

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上記の結果から、社会貢献のアクションについて「一緒に取り組みたい」という具体的なアイデアまで思い浮かべた参加者は全体の56.5%にのぼり、過半数を超えることがわかった。NPOなどの団体との交流を通じて、少なくとも多くの参加者に「意識の変化」や「行動の具体的なイメージ」が芽生えたことが示されている。

7.社会貢献活動が身近に感じたかどうか

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この結果から、NPO団体やその代表者との交流は、学生にとって社会課題を“身近なもの”として感じるきっかけになっていることが読み取れる。実際に、イベントを通して「活動を身近に感じた」と回答した学生は全体の8割を超えた。したがって、学生が日常的に社会課題やその解決に取り組む活動の実態に触れる機会を持つことは、社会課題への意識や行動を促す重要な契機となる可能性がある。

8.社会貢献に対する悩みや参加障壁

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この結果から、学生が社会貢献活動に参加する際の主な障壁として、「何をやればいいかわからない」(52.2%)と「時間がない」(47.8%)が特に多く挙げられていることがわかる。これは、社会貢献に対する意欲があっても、具体的な行動のイメージや情報が不足していること、あるいは学業やアルバイトなどで活動時間を確保しにくい現状が大きな要因であると考えられる。

次いで、「情報がない」(30.4%)や「仲間がいない」(17.4%)という回答も一定数見られ、社会貢献の機会や仲間とのつながりの不足も参加を妨げる要素となっている。したがって、学生が社会貢献に参加しやすくするためには、活動内容や募集情報をわかりやすく提示する仕組みや、気軽に仲間と参加できる環境づくりが重要であるといえる。

​9.活動参加証明書に関する調査

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最後に、社会貢献活動に参加した際に発行される「活動参加証明書(サーティフィケート)」に関する調査では、6割以上の学生が「参加意欲が高まる」と回答した。一方で、17.4%が「参加意欲は高まらない」と回答しており、証明書が参加動機として効果的かどうかは学生の価値観や目的によって分かれることが示唆される。また、今回の調査対象の多くが大学生であったことから、この結果には学業や就職活動との関連性といった要素が影響している可能性も考えられる。

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